Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

武蔵野大学が臨海副都心にキャンパスの一部を移転

high190です。
東京都西東京市にある武蔵野大学がキャンパスの一部を臨海副都心に移転するという報道がありました。

東京都は25日、江東区などの臨海副都心にある合計約7.6ヘクタールの保有地を約940億円で民間事業者に売却すると発表した。三井不動産などが商業施設やオフィスを建設、2012年春の開業を目指す。
青海地区内では2カ所合計で6.3ヘクタールを売却する。2カ所は隣接しており、3.3ヘクタールを三井不、大和ハウス工業およびサンケイビルが、3ヘクタールを東京建物が都から購入する。
三井不など3社は商業施設やオフィスから成る地上22階建ての複合ビルを造る。事業費は約790億円の見通し。事業にはフジテレビも参加、三井不とともに観光客の誘致などを担当する。東京建物は地上20階建てのビルを建設。オフィスや商業施設のほか、ホールも設け、演劇や音楽の公演を開けるようにする。事業費は約1076億円の予定だ。
有明南地区では、1.3ヘクタールを武蔵野女子学院西東京市)に売却。約195億円の事業費をかけて、武蔵野大学を一部移転、教室や図書館などを設置する。

ちゃんと学生向けにもアナウンスしているんですね。武蔵野大学の学生たちは当然、自分たちが入学するときに移転するとは思っていませんから、大学から学生に対して積極的に情報を発信しないと学生に不信感を抱かせてしまいます。こうした情報発信はとても重要だと思いますね。
武蔵野大学の一部移転に掛かる費用は用地取得費を合わせて約200億円だそうです。やはり教育環境を整備するのにはお金が掛かりますね。ちなみに武蔵野大学が進出する「有明南地区」は有明コロシアムがあるあたりです。Googleマップで見るとこんな感じになります。

写真で見るとよく分かりますが、まだあのあたりは空き地があります。用地を管理している東京都では進出事業者を公募しているようですので、今後も公募が行われ、かつ学校用地としての公募ならばさらに学校ができる可能性もある訳ですね。東京では土地の確保が難しいため、臨海副都心はまさしく「フロンティア」なんですね。ちょっと地震があった時にどうなるか分からないのが怖いですが。

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