Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

東北大学が10億円の寄付金を原資に基金を設立

high190です。
東北大学が10億円規模の基金を作るそうです。その名も東北大学基金
もうちょっとひねりの効いた名前ではダメなんだろうか?まあ、創立100周年記念事業の一環として行われているだけに「抜群教授」のようなインパクトの効いたネーミングは打てなかったということですね。

東北大学に「抜群教授」登場(2008/02/15)

東北大は28日までに、東北大研究教育振興財団から寄付を受けた10億円を原資に、東北大基金を創設した。運用益は公的資金を補う大学独自の財源として活用する。
財団は創立100周年記念事業として募金活動を展開。寄付金37億6000万円と物品9000万円分、半導体研究所の資産24億円相当の寄贈を受け、10月開館予定の「百周年記念会館(仮称)」建設資金などを除く10億円を大学に寄付した。
大学は基金を運用し、教育研究環境の整備、企業・社会との連携、国際交流促進、学生支援などに充てる。5月にも学内外のメンバー約20人による基金運営委員会を設ける。
同大の井上明久総長は運営費交付金、授業料、科学研究費補助金に次ぐ第4の財源として、独自の裁量で使える基金の創設を100周年記念事業の柱としてきた。
28日、仙台市青葉区の片平キャンパスで目録贈呈式があり、財団の西澤潤一理事長が井上総長に目録を手渡した。井上総長は「世界リーディング・ユニバーシティーを目指し、発展するための財源として活用する」とあいさつ。西澤理事長は「大いなる成果を挙げてほしい」と述べた。
井上総長は半導体研究所の寄贈に対し、名誉所長である西澤氏に感謝状を贈った。

なるほど、東北大学研究教育振興財団から東北大学に寄附された10億円を原資にする訳ですか。ちなみにこの財団の理事長を務めているのは前東北大学総長、現首都大学東京学長の西澤潤一さん。東北大学の教育・研究を支える財団な訳ですが、そっから100周年を記念して大きな寄附をするからこれからの大学発展に役立てて下さいということですね。

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ