Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

観光庁が外国人留学生の研修を受け入れることに

high190です。
10月1日付けで国土交通省の外局として設置された観光庁。日本への観光客を増やす国策の実行を担う新しい政府機関です。

動き出したばかりの観光行政ですが、既に色々な施策を打ち出しています。


観光庁は15日、外国人留学生向けの行政体験研修制度を新設し、12月から2009年2月末までまず3人を受け入れると発表した。外国人の視点を観光行政に生かすのが目的。観光関係の学部を持つか、国土交通省が職員の採用実績がある関東近辺の大学の外国人留学生などを対象にする。希望者は10月末までに所属する大学の推薦を受けた上で申し込む。
無給で交通費などの経費も支給しないが「観光庁で研修したことは、観光業界への就職活動では実績となる」(観光庁)ため参加する外国人留学生にも利点があるという。研修では外国人観光客の受け入れ策などを関係者のインタビューなどを通じて学び、終了時に報告書をまとめる。

無給ということですが、政府機関でのインターン経験は好意的に捉える企業も多そうですし、応募したい学生もたくさんいるかも知れませんね。

ちなみに所属する大学の推薦が必要とのこと。大学の就職課を通じて応募するということですが、国際交流関係の部署との連携が必要になりそうですね。
実施の趣旨や細部に渡る内容については大学側が留学生をサポートする必要もありますので、事務職員としては両者の繋ぎ役としての役割が求められそうです。

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