Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

九州の4国立大学の学生たちが復興支援の炭酸飲料水を考案。その名も「祭(さい)だー」

学生が考案する面白い名前の大学グッズが大好きなhigh190です。
いままでも、このブログでは秋田大学の「いぶりばでぃ」や三重大学の「ダイコンおろシカ」など、学生たちが大学内のプロジェクトで開発・提案した面白い名前の大学グッズなどを紹介してきました。*1

この度、新しく紹介したい大学グッズを考案してくれた学生さんがいましたので、取り上げます。


九州新幹線鹿児島ルートの全線開通を機に大学同士のつながりも深めよう」と、九州の4大学の大学祭で「祭(さい)だー」と名付けた炭酸飲料水を販売、売上金を東日本大震災の復興支援金とする共同企画がわれている。
九大祭実行委員会の酒井聡佑さん(20)が6月に発案。九州内の国立大に提案したところ、佐賀大、長崎大、熊本大の3大学が賛同した。メールなどでアイデアを出し合い、共通のラベルの炭酸飲料水を限定販売することに決定。製造元も九州にこだわり、佐賀県小城市の飲料メーカーに発注した。
ラベルのイラストは、九州の地図に4大学の場所を記し、酒井さんが制作。約千本製造し、11月上旬にあった佐賀大と熊本大の大学祭では計200本が売れたという。
佐賀大学祭実行委員長の新満智恵子さん(20)は「被災地のために何かやろうとしても、佐賀大だけでは踏み出せないところがあった。タイミングのいい呼び掛けがうれしかった」と語る。
九州大と長崎大の大学祭は19、20日。1本(200ミリリットル)200円で販売する。酒井さんは「少しずつ輪を広げ、連帯感を強めたい」と話している。九大祭実行委員会=092(802)5997。

「祭だー」・・・あえてひねらずに学園祭にあわせたネーミング・・・
何よりも写真に写っている彼の写真があまりにステキ!な笑顔です。正直、それが一番取りあげたかった理由なぐらい(笑)この人が酒井さんなんだろうか?
ちなみに学園祭のサイト情報で祭だーの詳細を確認すると、実際にはサイダーではなくラムネだそうです(笑)何故サイダーにしなかったんだ・・・(笑)
今年の九州大学の学園祭は11月19日(土)、20日(日)の二日間開催、場所は九州大学伊那キャンパスだそうです。もちろん会場に行けば「祭だー」も購入できるみたいですよ。残りは800本!早いもの勝ちです。

売り上げは東日本大震災の復興支援金に充てられるようですが、九州は東北と離れており、なかなか実感として震災のことを知ることは難しいのではないかと思います。話は変わりますが、東日本大震災から8カ月、まだまだ被災地への支援は必要ですが、徐々に日本国内の生活は正常に戻りつつありメディアの報道も少なくなってきています。継続した支援になるという点、九州地区を繋ごうという意気込みが感じられる点で評価できる取り組みだと思います。
九大祭実行委員会の皆さん!是非1,000本売り切れるように頑張って下さい!陰ながら応援しています。

*1:「シカ肉は大学ブランド商品のトレンドになるか?」http://d.hatena.ne.jp/high190/20101115 「秋田大学が「いぶりがっこ」の大学ブランド化を目指す」http://d.hatena.ne.jp/high190/20101129