Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

父と一緒の大学に入学したら寮の部屋も一緒だった

high190です。
父と子で同じ大学を卒業するということは良く聞く話ですが、入学して寮に入ったら一緒の部屋だったというとても珍しい出来事がアメリカであったようです。


ミシガン州イーストランシング(AP) 父親の出身大学に息子が進学することは、よくある話。では、数十年前に父親が過ごした寮の部屋に息子が入る確率は? こんな偶然に遭遇したのは、この秋にミシガン州立大学に入学したマイク・ロベルさん。
父親のリッチ・ロベルさんと同じ大学に進学し、決まった寮はエモンズ・ホールのB310号室だった。
リッチさんはこの部屋の壊れた窓の掛け金などから、自分が過ごした部屋だと思い、大学の記録を見てもらったところ、まさに自分が学生だった1978年に暮らした場所だった。
同大学の学生寮は、全部で8000部屋あり、親子で同じ部屋になる確率は低い。大学寮の担当部長ティム・ナイトさんは、37年間の職務の中で、初めて遭遇する偶然だと話している。

偶然も偶然。大学寮の担当部長さんも驚いたでしょうね。

個人的には入学生のお父さん、よく自分の部屋のことを覚えていたなぁと思いました。記事中の年代から察するに恐らく30年近く前の話ですので、お父さんが覚えていなければこうした偶然も発覚しなかったことになります。恐らく入寮の時に一緒に大学に行って引越しをしていたんでしょうね。それで部屋の一部の特徴を見てはっと気づいたと。ただ、壊れた窓の掛け金を見て思い出したということは、30年前も壊れていたんでしょうから、直していなかったんでしょうね。施設管理からするとあんまりいいことではないような気がしますが、こうした偶然が明らかになる手立てになった以上、担当部長さんは複雑な気持ちになったかも知れません(笑)

いずれにせよ、父と子が全く同じ環境で大学生活を送ることができるのは偶然が偶然を呼んだものです。大学にまつわる素敵な話のひとつだと思います。

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ