Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

休講情報など授業に関することをTwitterで発信

high190です。
既に大学プロデューサーズ・ノート、大学職員.net-Blog/News-でも紹介されていますが、新潟にある敬和学園大学では教務課が休講・補講情報をTwitterで発信することにしたそうです。*1


(参考1)twitterを教務課で導入 敬和学園大学の試み(出典:大学プロデューサーズ・ノート 2010/01/27)
(参考2)敬和学園大学 敬和学園大学教務課がTwitterを開始(出典:大学職員.net-Blog/News- 2010/01/26)


Twitterアカウントを開設している大学が増えつつありますが、休講・補講情報に活用するのは恐らく日本初の試みだと思います。

大学の公式アカウントもあります。

「学生は学内掲示、Web掲示をどうしてチェックしてくれないんだろう?」

恐らく教務系・学生系の仕事をしている人は一度感じたことがあるでしょう。
このように大学から学生に発信したい情報については、掲示板に載せたり大学公式Webサイトに掲示するだけでは、あまり効果がありませんでした。
理由は「そこまで熱心に大学のWebサイトをチェックしている学生は総じて少ない」からです。
学生は試験日程やレポート課題など、必要な時にしか大学のWebサイトにアクセスしないものです。

マイスターさんは今回のブログでこんなことを言っています。

最近、重要なトピックになってきているのは、大学内で行われる取り組みや各種のイベントなどの情報を在学生に確実に届ける、いわば「キャンパス内広報」。
このためにメディアをどう使うかということに、各大学のご担当者の方はいつも、頭をひねっています。
(実際、大学がキャンパス活性化のために行っている、様々な施策の中には、本当にそれを必要とする学生さんに知られることなく、ひっそりと終わっているものも多いと思われます)


(中略)


多くの大学は、公式ブログやYouTube公式アカウントなど、その時々の新しいメディアを、真っ先に「学生募集」のために導入されています。
でもtwitterに関しては、在学生や教職員などに向けた「キャンパス内広報」で、その真価を発揮しそうな気がします。

緊急性の高い情報であれば、Twitterのようなコミュニケーションツールを使って情報を不特定多数に発信した方が早く伝わります。
教務課のアカウントをフォローしてもらうことで、他人のつぶやきの中に大学に関する情報を潜り込ませることができるからです。
大学Twitter活用のモデルケースとして、参考にしたい事例ですね。

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*1:両方のブログとも気になるトピックを取り上げるのが早い。さすが。