high190です。
一橋大学がUAE・アラブ首長国連邦の高等技術大学に経営管理の特別コースを設置し、教員を派遣することが決定したそうです。
近年オイルマネーを中心とした莫大な富が集中する中東の国に日本の大学が経営管理のコースを設置する、というのはなかなか興味深いことですね。
ちなみにドバイでは現在高さ800mのタワーを建設中だとか。ちょっと想像もつかない大きさですね。
- 一橋大、UAEに教員派遣 経営管理で特別コース(出典:日本経済新聞 2008/08/28)
一橋大学は27日、世界有数の産油国であるアラブ首長国連邦(UAE)の高等技術大学(HCT)に経営管理に関する特別コースを設け、教員を派遣することを決めた。慶応義塾大学はUAEのアブダビ首長国の新設大学に9月にも教員を送り込む方向で準備中。留学生の受け入れも実施する。
UAEを訪問した一橋大の杉山武彦学長が同国のナハヤン高等教育・科学研究相と覚書に署名した。同大学が海外の大学とコース開設などで覚書を交わすのは初めて。
個人的には一橋大学が海外の大学と覚書を交わしていなかったというのが大きな驚きでした。ICSという国際企業戦略研究科を設置しているだけに、当然欧米のビジネススクールあたりと提携関係を結んでいるとばかり思っていました。それがUAEと提携するあたり、一橋大学では今後の経営管理における主要な研究拠点のひとつになると踏んでいるのかも知れません。
慶應義塾大学もUAEへの教員派遣を検討しているということですので、今後も同様の取り組みが日本の大学でも増えてくる可能性が高いのではないでしょうか。