Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

筑波大学のスターバックスは大学にとってメリットをもたらすか?

high190です。
最近筑波大学の中央図書館にスターバックスコーヒーが開店したそうです。図書館で勉強する合間にスターバックスでコーヒーを飲んで、また勉強に戻る・・・なかなかステキなキャンパスライフを送れそうですが、学内には様々な意見があるみたいですね。

大学にスタバは必要か−。筑波大中央図書館に18日、スターバックスコーヒーが開店した。大学側は客足を図書館の利用率向上につなげたい考えだが、教授の1人が大学新聞で異を唱えるなど、ちょっとした論争になっている。
スターバックスが設置されたのは図書館エントランスホール。これまでは新聞閲覧コーナーになっていた。全国の大学では付属病院にコーヒー専門店が出店する例はあるが、図書館に設置されるのは全国初という。
大学によると、減少気味の利用者を増やすことや閲覧室での飲食をやめてもらうことが目的。閲覧室は飲食禁止だが、実際には飲食物を持ち込むことが常態化している。
これに対し教授の1人が大学新聞に“スタバ無用論”を投稿。「喫茶店を設置し利用者が増えても何の意味もない。マナーの悪い学生には厳罰で対応すべき」などとしている。
学生に聞いてみると、「学内におしゃれな店ができてうれしい」「図書館へ行く回数が増えそう」と好意的な声がある一方、「スタバは高いので貧乏学生は利用できない」「新聞を読むのが不便になった」など否定的な声もあり、さまざまな反応を示している。

賛否両論、色々あるみたいですが、利用者の声としては概ね好評といったところでしょうか?ちなみに開店に関してのレビューがWebでたくさん公開されています。ブログとかflickrとか、色々あります。

これだけのレポートがあるなら、やはり筑波大学内での注目度は高いようです。大学の全体的な魅力を高めることにスターバックスのブランドが貢献すると思いますし、何より学生にとっては大学構内で利用できて嬉しいでしょうね。学生にとって、キャンパスライフを豊かにしてくれるという点ではメリットが大きいと思います。
「マナーの悪い学生には厳罰で対処すべき」という声もあるようですが、現実的には事務手続きなどの煩雑さを考えると処罰で対処するのは難しいでしょう。それならば、大学を環境面から整備した方が結果的にマナーも良くなるのかも知れません。

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