Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

履修証明制度、どれくらい活用されるか

high190です。
学校教育法の改正により大学で履修証明制度というものができたのはご存知ですか。

昨年の学校教育法の改正により、大学、大学院、短期大学、高等専門学校、専門学校(以下「大学等」という。)における「履修証明制度」が創設され、12月26日より施行されました。
大学等においては、これまでも科目等履修生制度や公開講座等を活用して、その教育研究成果を社会へ提供する取組が行われてきたところですが、より積極的な社会貢献を促進するため、学生を対象とする学位プログラムの他に、社会人等の学生以外の者を対象とした一定のまとまりのある学習プログラム(履修証明プログラム)を開設し、その修了者に対して法に基づく履修証明書(Certificate)を交付できることとしました(法第105条等)。
制度の詳細は学校教育法施行規則(第164条等)や施行通知など、以下の関係資料ををご覧下さい。
文部科学省としては、各大学等においてこの制度を活用し、社会人等の多様なニーズに応じた様々な分野の学習機会が積極的に提供されることを期待しています。
また、履修証明プログラムを各種資格の取得と結び付けるなど、目的・内容に応じて職能団体や地方公共団体、企業等と連携した取組も期待しており、この履修証明制度は、教育機関等における学習成果を職業キャリア形成に活かす観点から、現在政府全体で検討・推進している「ジョブ・カード制度」においても、「職業能力証明書(ジョブ・カード・コア)(※首相官邸ホームページへリンク)」として位置付けられています。

社会人の学びなおしニーズに対応するための措置ですね。要は科目等履修生みたいに単位は取れないけど、公開講座と比べると体系的に勉強できて、履修の証明をする制度のようです。

どうやらこの履修証明制度が、政府が進めている職業能力証明書(ジョブ・カード・コア)になるようです。

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