Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

RPGツクールを大学で使う

high190です。
大学でコンピュータを用いた実習形式の講義を行うことは、もはや特別ではなくなりました。しかし、そんな中でひときわ異彩を放つ取り組みを見つけてしまいました。

どうやら大阪経済大学ではゲームデザイン論、ゲーム制作実習という情報系科目でRPGツクールを活用している模様です。ただ、私が一番最初に感じたことは、「何故経済系の大学でゲーム?しかもRPGツクール?」ということ。まあ、科目名からすると最も実習に適したものだと思いますが、ちょっと違和感があったのも事実です。

RPGツクールは1988年頃?に最初の製品が発売されてから、これまで多くの続編を出しているゲーム作成ソフトです。実績という点では大学の実習科目に利用されても全く問題ないレベルだと思います。ただ、それを大学でやってしまうのか?という一種の戸惑いみたいなものが私の中からなかなか取れないのです。
大阪経済大学ゲームクリエイターを養成するための大学ではないはずで、あくまでも学生の要望を受けて科目を設置したんでしょうか?それとも募集面で効果があると踏んだから?どうやら科目を担当している教授のゼミでは、RPGツクールを使って卒業制作を作るそうです。確か、RPGツクールってコンテストなんかもあったと思いますし、そういったものへの応募なんかも行っているならばなかなか面白そうです。

と、色々な面で考えさせられる記事ですが、独自性のある取り組みをいかに教育的に行うのかという点も重要なポイントだと思います。

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