Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

極めて簡単なメモ

今日から本学では「再試験」なるものが始まった。本学では通常期間の試験、追試験、再試験がある。再試験は卒業年次生のみを対象としている(要は単位の取れない卒業年次生の救済措置)のだが、これって教育的に意味のあることなのだろうか?成績に問題のある学生は、さっさと卒業させてしまいたいというのが本音のように思えてしまう。

学生を世に送り出すことを、もっと真剣に考えれば、巷で言われているような「大学職員のモチベーション維持」なんていうことも問題にならなくなるのではないかと思う。組織や人に不満を述べる者もいるが、「職員」という立場に甘んじているような気がしてならない。学校は人を「育てる」と同時に「育む」場所でもある。教育は教員任せなんて考えているならば、当然モチベーションも続かないわな。だってローテーション業務ばっかで評価される訳じゃないから、工夫しないもの。

学校の目的を突き詰めて考え、そのことに対して自分に何ができるのかを考えれば、モチベーションを保つのは結構簡単だと思うのだが。もちろん、職場から自分だけが浮いてしまうことで辛酸を舐めた諸先輩のお叱りが聞こえてきそうだが、つまらない同族意識にとらわれることだけは避けたい。