Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

どうやら日本大学に続いてGoogle Appsを導入する大学が現れたらしい

high190です。
どうやら?日本大学に続いてGoogle Apps Education Editionを導入する大学があるようです。

秋学期より学内ネットワークの利用方法が一部変更になります。

情報メディアセンターではe-Campus 2.0を目指して、より使いやすくセキュリティの高いネットワークの導入を準備してまいりました。以下に主な変更点の紹介をします。詳しい設定資料については秋学期開始時に配布予定ですので、それに従って各自ノートPCの設定を変更してください。


● パスワード変更停止期間

  8月21日(火)〜9月3日(月)
  ※移行準備のため、すべてのパスワードの変更を禁止します


● ネットワーク・システム停止期間

  9月1日(土)〜9月2日(日)
  ※学内LAN、WEB、学ナビ、メール、図書館システムのすべてが停止します

● 主な変更点

無線LAN接続に認証が必要になります。
EメールがGoogleRのGmailを利用したものになります。
・メールボックス容量 2GB
・添付ファイルサイズ最大 20MB
・迷惑メールフィルター
GoogleカレンダーGoogle Talk利用可
ネットワークドライブを導入します。
外部からのリモートアクセスが可能となります。
BLOGなどのツールのグループでの活用ができるようになります。(申請更新制)
・ゼミ、研究プロジェクト、クラブ、同好会、サークル等のグループ活動を行う上で、代表者が申請をして認められれば、ネットワーク上の共有ファイルスペース、WEB、BLOG、メーリングリスト(予定)が利用可能になります。

上記には明確にGoogle Appsを活用すると書いてありませんが、GmailGoogleカレンダーGoogle Talkが利用可能になるのであれば、おそらくGoogle Apps Education Editionを活用するのではないかと思います。(教育機関へは無償対応なので、それを活用しないなんてことはおよそ考えにくいですね)

この嘉悦大学、e-campus2.0なる概念を打ち出していますね。ちょっとWebサイトを調べたところ、入学者全員にノートパソコンの保有を義務付けているようです。そういった意味では、blogや共有ファイルスペースが有効活用できるのだと思います。
ちなみに、嘉悦大学ではネットワークリプレースと同時にGoogle Appsを導入するそうですが、一気に大学の情報システムが刷新されることに学生はとまどってしまうのでは?と思います。まあ、この大学ではノートパソコンの保有を義務付けているぐらいですので、その後のサポート体制も十分に準備されているということなのでしょうか。

さて、大学へのWebメールサービス提供に関するGoogleMicrosoftの競争については、これまでもお伝えしてきたとおりです。

広がる大学でのWebメールサービス活用(2007/07/10)

MicrosoftGoogleがしのぎを削る大学でのWebメールサービスですが、実際のところ、導入している大学では、選定に当たってどのようにして両者の機能比較を行っているのでしょうか?そのあたりについても何らかの情報があると、今後の潮流が見えてきそうです。

【追加情報 2007/08/27】
どうやら、嘉悦大学は日本で3番目の導入というご指摘を頂きました。(東京女子大学が2番目になるようです)
色々情報収集していますが、そもそも、日本の大学でGoogle AppsとかGMailを導入しているところって、どれくらいあるんでしょうか?みなさん御存知でしたら、どんどん教えてください!