Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

Twitterを大学の授業で活用

high190です。
Twitter(ついったー)ってご存知ですか?はてなキーワードによると

What are you doing?(今、何しているの?)で繋がる、コミュニケーションサイト。

だそうです。いわゆる“つぶやき”をたくさんの人がWeb上に残すことで、コミュニケーションが広がる新しいWebメディアです。そんなTwitterを活用して大学の授業を運営している事例があるそうなので記事にします。


2009年4月から、嘉悦大学の非常勤講師になった。春学期「情報メディア論」、秋学期「情報共有システム論」というタイトルの授業。学長の加藤寛先生からは「頭と体を使った授業を」と肝入りのコメントを頂いた。そこで、Twitterを活用した授業を展開することにした。
活用と言っても、中途半端に使うだけではつまらないので、「出欠」「授業中のインタラクション」「課題提出」に至るまで、全てをTwitterをインフラとして行うことにした。Twitterで @class_infomedia を見てみてください。Followすることで参加することも出来ます。成績は付けませんが。

授業のインフラにTwitterを使うのは珍しいですね。出欠、授業中のインタラクション、課題提出までをTwitterでやるとは・・・嘉悦大学では全学生がノートPCを所持しているそうですが、そうした環境だからこそできる取り組みでもありますね。

ちなみに、とはいっても成績付けをオープンにするわけにはいかないので、大学が持っているLMS(Learning Management System)を通じて、学籍番号とTwitterアカウントを課題として送ってもらってある。Twitter Searchを使って、あとから学生のアクティビティを量的、質的に評価できるようになる。

“大学が持っているLMS”とありますが何を使っているんだろう?Moodleとか?いずれにせよ、結構Webを活用した授業が行われているんですね。ちなみに私が学生時代に受けたPCの授業はMicrosoft Officeの使い方が中心でしたね。インターネットメディアの活用方法は社会人になってから色々試して身に付けてきましたが、学生のうちから色んなことを試して最先端のWeb技術に触れておくということは、その後の仕事や学問の可能性が広がると思います。

ちなみに加藤寛学長のページがあるのですが、

21世紀における、全く新しい「創造的な情報教育」を創ることを主眼においた研究会を立ち上げ、授業コンテンツを科目横断的に共同開発。研究会は各所で情報教育や情報研究に携わってきた多彩なメンバーによって構成。開発した成果をクリエイティブ・コモンズの下、教育・学習モジュールとしてインターネット上に公開・全世界へ発信される予定です。

開発成果はクリエイティブ・コモンズで公開されるそうですが、今のところは未公開ということでしょうか?関係するページが見つかりません。このTwitterによる講義運営も全世界に公開される日が来るんでしょうか。楽しみです。

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ
にほんブログ村