Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

「きもの学」講座、早大で今秋開講

その他にユニークな取り組みがありましたので、ご紹介いたします。

大学コンソーシアム京都の人気講座「きもの学」が東京の早稲田大学で今秋から15回開講される。社団法人全日本きもの振興会(京都市、房本清次会長)の寄付講座として京都でしか受講できなかったが、東京開催の要望に応えて早大への寄付講座として開く。

早稲田大学・きもの学」と題し、10月4日―来年1月31日の毎週木曜日に開く。時間は90分。「関東の産地」や「江戸歌舞伎」など、京都での講座にはない内容も盛り込む。学生向けの正式科目だが、数回を一般公開とする予定だ。

きもの学は着物文化を伝えようと2002年に開講。西陣や友禅などの染織作家、デザイナー、研究者のほか、伝統芸能や流通業界など、各界の人材が講師を務める。受講者は各年のべ400人以上で、学生や和装業界の若手社員が多い。京都では今年は8月28日―9月15日の期間に29講座開く。

大学コンソーシアム京都は京都地域にある49大学・短大などで構成。加盟大学同士の単位互換や共同研究などを手がけている。

「きもの学」とはユニークですね。
日本の伝統芸能ですが、最近、新しい発想を持ったクリエーターが面白い作品を創り出すことを考えると、大学で広く発信することはブランドイメージの向上にも繋げられる可能性があります。
こういった取り組みがもっと増えるといいですね。