Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

山口大学が大原学園と連携してキャンパス内に就職専門学校を設立

high190です。

山口大学ではキャンパス内に専門学校を全国展開する大原学園の資格取得講座を実施する施設を建設したそうです。
キャンパス内に別法人の建物を建てるのは珍しい試みです。


専門学校運営のノウハウを生かして学生の就職を支援する「大原山口大学就職支援施設」が、同大の吉田キャンパス山口市)に完成し、28日、大学関係者らに公開された。10月1日から、資格取得や公務員試験に向けた講座が始まる。
全国で専門学校を展開する大原学園グループの大原キャリアスタッフ九州(福岡市)が、大学側と30年の定期借地権の契約を結び、約1億5000万円をかけて建設。鉄骨平屋の670平方メートルで、公認会計士や公務員試験など6講座が設けられる。
大学の授業が終わる夕方から、同学園の講師らが指導するほか、録画した映像で講義が受けられる部屋もある。これまでに約70人の学生から受講申し込みがあるという。
同学園の安部辰志理事長は「就職して即戦力となる資格を持った人材を育てたい」と語り、同大の村田秀一副学長は「国立大学時代の考えから意識を変え、民間と連携して、将来を担う学生を育てたい」と応じていた。

これも新しい産学連携の形です。
国立大学法人の敷地内に学校法人の施設を建てて、学生の教育に役立てるということは、教育に必要な施設・設備やノウハウを自前で全て用意するのではなく、民間と協力してシナジーを生もうとしているのですね。

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