Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

麻布大学が飼い犬の性格を客観的に診断するシステムを開発、ネット上で運用

high190です。
麻布大学の教員が飼い犬の性格を客観的に診断するシステムを開発したそうです。既にアメリカでは運用されているシステムだそうで、日本向けにアレンジした形で公開に至ったようです。


飼い犬の性格を客観的に診断するシステムを麻布大学相模原市中央区)などが手掛け、ネット上で運用を始めた。犬の「問題行動」に悩む飼い主も多いといわれるが、気質を統計的に解析するため、行動や性質がほかの犬と比べ、どの程度際だっているか分かる。担当者は「犬の気質や精神状態を把握し、親密な関係を築く一助にしてほしい」と話している。(藤浪繁雄)
「C−barq(バーク)」というシステムは、既に米国で本格運用されている。日本では同大獣医学部の菊水健史教授(40)と情報サービス会社「シンビオ」の高木智春代表(42)が約三年かけてアレンジし、実用化した。
犬がマンションなどの環境になじめずストレスを抱え、むやみにほえたり、攻撃的になったり…。対処に困った飼い主が結局、捨ててしまう例も少なくない。菊水教授は「ライフスタイルに合っていない犬種を飼うミスマッチから問題が起きる」と分析。約一万匹分の情報と照らし合わせ、飼い犬の行動を客観的に測定するシステムを構築した。
利用者はインターネット上のサイトに会員登録(無料)し、「郵便や宅配の人が家に近づいて来た時」に(1)「ほえる」(2)「うなる」(3)「歯をむき出す」−など、飼い犬の行動について八十問の回答を入力。これを心理分析で使う数式に当てはめると、その犬の気質が数値化され、「飼い主への攻撃」「見知らぬ人への攻撃」といった項目ごとに「かなり高め」「少し高め」「平均的」と判定結果が出る。
菊水教授は「定期的に測定することで、病気の発見にもつながる。今後は飼い主、獣医師が情報を共有できるようになれば」と話している。
飼い犬の気質をより詳しく知るには、犬種を踏まえた上での詳細解析が必要といい、サイトで受け付けている。三百円。サイトのアドレスはhttp://cbarq.inutokurasu.jp/へ。

玩具メーカーのタカラが開発した「バウリンガル」が一世を風靡しましたが、犬を飼う人が増えるとともに飼い犬とのコミュニケーション構築で悩む人も少なからずいるのではないかと思います。動物は環境の変化に敏感ですので、動物の心情を汲むためのツールが生まれるのも現代社会では必然的なのかも知れません。