Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

地域の住民に対しては入学金を半額にする大学

high190です。
本学の在学生の居住場所を詳細に分析すると、近隣の市町村から通学している人がかなりの比率に上ります。
やはり実家から近いほうが、心配事も少ないですし、経済的負担の面でも大きく違いますからね。

さて、兵庫県姫路獨協大学では「実家が市内」の入学者に対して入学金を半分!にするそうです。

姫路市と姫路独協大大塚健洋学長)は学術研究や人材育成などで幅広く連携していくことで合意し、19日、市役所で石見利勝市長と大塚学長が協定書を交わした。市側は大学の研究を活用でき、同大も地域貢献を通じて存在感を高めるのが狙い。同大は地元の学生を増やそうと、来年度から、姫路市内に保護者がいる入学者に対し入学後、入学金の半額(15万円)を還元する。【久野洋】
両者はこれまで講師派遣などで連携してきたが、協力関係を強化しようと協定を結んだ。
今秋、同大が開設する予定の播磨総合研究所では、地域経済やまちづくり、教育、福祉などで地域に根ざした研究・教育が行われる。市は研究を活用したり、委託するほか、学生の教育にも協力する。
また、市内の民俗調査で市と大学が連携したり、外国人が訪れる観光地で学生に外国語教育の実践の場を設けることも可能になるという。
協定後、石見市長は「姫路独協大のアカデミックで実践的な教育に市も協力したい」と話し、市が取り組んでいる教育改革でも同大との連携を期待した。また、大塚学長も「本格的に地元のために活動したい。大学と地域の発展のために職員一同精進する」と決意を述べた。