Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

キャンパス内に「外国」を設置する

high190です。
徳島文理大学では、キャンパス内で日本語禁止の「英語ゾーン」を設置する取り組みを行っています。

徳島文理大学徳島市内の徳島キャンパスに情報教育や学生支援の拠点として開設したメディアセンターに、四月から日本語使用禁止の「英語ゾーン」が設けられている。外国人講師との会話や海外のニュース番組を楽しみながら、生きた英語力を養うのが狙い。講義の合間に気軽に留学気分が味わえるとあって、多くの学生で連日にぎわっている。
英語ゾーンは、四月に完成したメディアセンター五階の語学センター(約八百七十平方メートル)の南半分に整備。床が通常の白とは異なる赤に塗られていて、学生が自ら中に入ることで積極的な学習意欲を促すよう工夫されている。
ゾーン内にはソファとテーブルが置かれ、学生同士や、外国人講師とリラックスして英会話を楽しめる。三台の大型モニターでは米国のニュース専門局CNNの番組が常時放映され、インターネットの閲覧や文書作成ができるパソコン八台のソフトもすべて英語という徹底ぶりだ。
外国人講師ら七人が日替わりで詰める「語学クリニック」も開設。学生の英語力を記したカルテを基に、文法や聞き取り力を高めるための助言を受けられる。カルテを作るための語学力テストは、今年の徳島キャンパスの新入生約八百六十人から義務付けていて、在校生も随時受けられる。
五月から週二回利用する人間生活学部四年の下地綾乃さん(21)=徳島市南昭和町一=は「外国人講師と気軽に交流が深められて楽しい。少しずつ英会話力を高めて、将来はさまざまな検定に挑戦したい」と力を込める。
語学センターにはほかにも、同時通訳室を備えたプレゼン室やパソコンを使った音声学習室があり、講義だけでなく地域住民の英語学習に開放する計画。語学センター長の藤岡克則教授は「社会人の学び直しや親子英会話教室など、多彩な企画で地域の人たちに活用してもらいたい」と話している。

語学の習得には、極力その言語のみを使う環境に身をおくことが重要だと聞いたことがあります。
こうした取り組みに連動してTOEICTOEFLのスコアも上昇するのでしょうか?その辺りの効果測定なんかの報告も聞きたいところです。