Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

大学生活をRPGで再現する試み

high190です。
アメリカのウェスタンミシガン大学では、大学生活をRPG化することにしたそうです。


大学は学園生活をRPG化してアピールを計るようです。
米国ウェスタンミシガン大学は学園生活をRPGにすることを決定、2011年秋からこれを公開すると発表しました。
時代の要請にあわせて大学を改革する「Millennial Project」の一環として行われるもので、若い世代にアピールすることが目的とされています。
ゲームは「Broncoland」と名付けられ、寮に住んだり授業を登録したりといった大学生活を体験できます。
「教科書を買いたいがお金がない」「希望した授業が満杯だった」など、学生にとってよくある事件も起こるとのことで、同校の社会福祉学教授である Robert Wertkin氏は「大学を受ける前に、学生生活や大学の環境に関して考えて欲しい」と語っています。
Millennial Project」はウェスタンミシガン大学の教員と学生による共同プロジェクトで、Wertkin氏らが学生との間にジェネレーションギャップを感じたことも切っ掛けとなっているそうです。
日本でも東京造形大学RPG風に学校を紹介して話題となりましたが、教育機関も時代と共に変化していくことが必要なのかも知れませんね。

大学に入学してからの生活を疑似体験できるという点では、入学前教育のようなものですね。
記事中で東京造形大学オープンキャンパス用にRPG風のサイトを作ったことにも触れています。

日本人はゲームコンテンツの活用が上手です。
近いうちにRPG的なコンテンツで大学をアピールするところが出てきてもおかしくありませんね。
また、上記記事で指摘されているとおり、教育機関も時代に合わせて変化していかなければなりません。
もちろん、学校教育法や大学設置基準などは遵守しなければなりませんが、時代の流れと自らのアイデンティティをミックスして自在に姿を変えていけるのが未来の大学の在り方だと思います。

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