Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

何故か学内でうどん作り?京都造形芸術大学の大学職員動画が楽しそう!

high190です。
普段、私のブログでは高等教育に関する諸問題や自分の仕事に活用できそうな情報を紹介することにしていますが、純粋に面白い!と思ったことも取り上げたくなります。
今回純粋に取り上げたくなった大学職員に関する動画がありました。京都造形芸術大学の職員さんが登場する動画で、公開されたのは3年前の2009年ですが、面白いので是非!

一般的に大学職員が登場する動画って大学の紹介だったりお仕事紹介だったり、大学としてオフィシャルな性格を持つコンテンツなので、正直面白みに欠けてしまうように思います。まあ、どの職員が話しても内容は同じというか。
この動画、学園祭での職員企画らしいんですが、職員が本気でうどん屋をやるまでの一部始終がまとめられています。本場のうどんを食べに行くだけではなく、ちゃんと「中野うどん学校」に通って卒業までしてる・・・*1学園祭の職員企画にそこまでの情熱を傾けられるのがすごい(笑)でも、この動画を見て一番感じたのは、登場する職員さんがとても楽しそうだということ。そしてとっても美人。こんな人が打つうどんなら遠くても食べに行きたい。
うーん、学園祭の職員企画をプロジェクトと位置付けて、企画→調査→実践を経ているため、これも立派なSDではないですか。大学に関する資料に目を通したり、難しい理論を学ぶ勉強会とかも大切ですけど、やる当人たちが楽しめないことには成果が上がることはないでしょうね。私自身、つい最近に職場内で勉強会を立ち上げてみたんですけど、ちゃんとした目的をもちつつ、楽しく取り組む!という姿勢がとても大切なんだな、とこの動画を見て感じました。プロジェクトが人を伸ばす!のは学生だけでなく、職員も同じですね。
ちなみにこの企画の裏側を京都造形芸術大学BLOGのアーカイブで見ることができます。*2企画の実施に至るまでの経緯とか、あわせて読むと面白いです。ということで今日はプロジェクトという言葉がたくさん出てきたので、プロジェクトによる大学改革・SDを実現した早稲田大学WISDOMの本を紹介して終わりにしましょう。いまさらですが、今読んでる真っ最中でして、何故大学においてプロジェクトが有効なのか、職員がプロジェクトの経験を経て成長することなど、大学職員にとって必要なエッセンスがたくさん詰まっています。