Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

立命館大学と松竹の共同制作映画「京都太秦物語」が完成。ベルリン映画祭に出品。

high190です。
立命館大学と松竹が協力して制作した「京都太秦物語」が完成し、ベルリン映画祭に出品されることが決まったそうです。
この提携については提携締結時にも記事にしていました。

男はつらいよ」「学校」などで知られる山田洋次監督は立命館大学映像学部の客員教授でもあります。
学生たちにとっては初めての映画製作がベルリン映画祭出品作品という、とても意義深いものになりそうです。


男はつらいよ」シリーズで知られる山田洋次監督が指揮を執り、立命館大と松竹が共同で製作した映画「京都太秦物語」が完成した。31日には京都市内で披露試写会が行われ、作品は2月11日からドイツで開かれる第60回ベルリン国際映画祭にも出品される。アシスタントなどで製作にかかわった同大学映像学部の学生たちは「この映画が海外の映画人にどう評価されるのか、楽しみ」と、いきなりの大舞台に夢を膨らませている。

(中略)

映画は、大映通り商店街右京区)や同大学衣笠キャンパス(北区)を舞台に、同商店街で育った女性が恋に悩みながら成長する人間ドラマ。ヒロインは京都出身の女優、海老瀬はなさんが演じた。同大学映像学部客員教授を務める山田監督がメガホンをとって昨年9月から11月まで撮影し、22人の学生が授業の一環として撮影補助や、美術、照明などでスタッフとして参加した。学生たちは日本映画界の巨匠である山田監督に身近に接することで、妥協しないプロ精神や人とのかかわりの大切さを学んだ。

在学時に本物の映画制作に関わったことによって、卒業後の進路にどういった影響を及ぼすのか気になるところです。
ちなみに立命館大学のWebサイトには想定される就職先として、下記が挙げられています。

映像制作・編集プロダクション、ゲームスタジオ、テレビ局など映像制作に直接かかわる分野をはじめ、出版・コンテンツ系企業、情報ネットワーク系企業、一般企業のデザイン・広告部門、博物館・資料館職員、教員・研究者など幅広い分野で活躍が期待できます。

Webの進展によって映像の用途は今後も広がり続けるでしょう。テレビや映画といったメディアだけではなく、様々な分野で映像という専門分野を駆使していくことが増えていくと思います。最近ではYouTubeなどの動画共有サイトの教育研究での活用も増えてきていますし、可能性は大きいのではないでしょうか。
また、今後も立命館大学は松竹が協力した映画製作を行うんでしょうか?本物の映画製作に大学在学中から携わりたいと考えている学生は多そうですし、今後も継続してほしいプロジェクトですね。映画の公開は今年の夏ごろになるそうです。

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