Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

チャリティーイベントの収益を母国の大学生に寄付

high190です。
スリランカから日本に仕事で来ている方が、自国の大学生への奨学金送付を目的に、スリランカカレーを提供するチャリティーイベントを実施しているそうです。

健康食品通信販売の「やずや」(南区大楠)が26日、手作りカレーを販売してスリランカの学生を支援するチャリティーイベントを開いた。二十数種類以上のスパイスをブレンドした本場の味を、近くの家族連れらが楽しんだ。
やずやは01年、スリランカ出身の社員、ピーター・フェルナンドプレさんの提案で、経済的な理由で就学が厳しいスリランカの大学生のために基金を設けた。催しは今年で9回目で、売り上げた全額を寄付する。これまでに29人に約190万円の奨学金を送ってきた。約2万円で、学生1人の1年分の生活を支援できるという。
この日は、チキンや豆の「スリランカカリー」約800食分を一皿400円で準備し、女性社員が接客した。フェルナンドプレさんは「学生のために役立てたい」と話していた。

企画を提案した、ピーター・フェルナンドプレさんは自分で福岡のスリランカ情報サイト*1を立ち上げたりされているようで、活動的な方ですね。スリランカの大学進学率がどの程度なのか、詳細なデータは分かりませんが、経済的な理由で就学できない人が多いのではないでしょうか。
私は大学職員として教育の現場にいますが、「学生のために」と考える人がいてくれることはとても喜ばしいことなのだと思います。普段の仕事で学生に接する機会の多い私たちにとっても、各人が色々なアイデアを持って仕事をしなければと再認識させられました。

にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ