Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

大学ブランドの商品を購入すると奨学金に変わります!山形大学の取り組み

high190です。
山形大学ではオリジナルブランドの日本酒「山形大学燦樹(きらめき)」を発売しています。この日本酒、今年バージョンは2000本発売するそうなんですが、完売すると売り上げの一部24万円が学生の奨学金として活用されるという面白い仕組みになっています。


山形大学は、純米大吟醸酒山形大学燦樹(きらめき)2010」を8日から販売する。今年で4回目で、農学部付属やまがたフィールド科学センターで栽培した、酒造りに適した米「出羽燦々(さん・さん)」を100%使い、鶴岡市の蔵元で醸造した。
8日に売り出すのは生酒=写真左。熱処理した火入れ酒=写真右=は4月中旬に発売する予定だ。いずれも720ミリリットル瓶で1700円。醸造本数は生酒が800本、火入れ酒は1200本になる見通し。山大各キャンパスの大学生協や同生協のホームページから購入出来る。
山大は「帰省や出張のお土産品にも利用していただいて、大学の好感度アップにつなげたい」と話している。2000本程度が完売すると、約24万円が山大生の奨学金として活用されるという。

大学のオリジナル商品はすっかり定着した感がありますが、売り上げの一部を奨学金に充てるというのは非常に有意義なことです。大学の知名度向上と同時に学生の就学支援も行えるならばまさしく一石二鳥!このスキームを考えた大学職員はきっと仕事が出来る人に違いない。

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