Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

早稲田大学が初の附属中学校を設立

high190です。
大学による入学者確保戦略として、系列校・附属校を設置して内部進学者を増やす事例が増えてきています。
早稲田大学では、これまで系列校はあったものの、附属校は設置していませんでしたが、平成21年4月を目処に設置計画を進めているようです。

[過去の記事]

早稲田大学(新宿区戸塚町1ノ104)は、優秀な生徒を早期に確保するため、早大直系の附属中学校を新たに設置する。計画では同大学の附属校である男子校「早稲田大学高等学院」の敷地内に中学校を併設する方針で、事業計画によれば「2009年4月の開設を目指す」としている。
中等教育を取り巻く環境は、少子化中高一貫校の増加などにより、年々、学校間の競争が激しくなってきている。
同大学では、これらの厳しい環境を踏まえ、優秀な生徒を早期に確保し、中高一貫教育でその能力をさらに伸ばしていくため、附属高校である「早稲田大学高等学院」に中学校を新設する方針を固めた。いまのところ、1学年120〜130人程度の男子中を考えており、本年度はその実現に向けた準備を進めていく予定でいる。
早稲田グループには早稲田実業学校中等部(国分寺市)と早稲田中学校(新宿区)があるが、法人の異なる「系属」校であり、附属校ではない。そのため、開設すれば初の早稲田直系の附属中となる。