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Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

アメリカのゲーツ前国務長官が名門公立大のウイリアム・アンド・メアリー大学の総長に就任

Diary Foreign

high190です。
久しぶりに海外の大学ニュースを取り上げたいと思います。オバマ政権で国防長官を務めたロバート・ゲーツ氏が、母校であるウイリアム・アンド・メアリー大学の総長に就任することが決まったそうです。


全米でハーバード大に次いで2番目に古い歴史を持つ公立名門大として知られるウイリアム・アンド・メアリー大(バージニア州)は6日、同大出身のゲーツ前国防長官を第24代総長に指名したと発表した。同大はジェファーソン第3代米大統領の出身校で、総長にはキッシンジャー国務長官サッチャー元英首相も就いたことがある。
1965年に同大を卒業したゲーツ氏は指名に関し「母校に戻ることができて光栄だ。私の人生を形作った学校で学生や職員らと働けるのを楽しみにしている」と表明。オバマ大統領も声明で「米国における最も優れた公僕の一人であるゲーツ氏が新天地でもすばらしい役割を果たすだろう」と祝った。

ハーバード大学前総長のローレンス・サマーズ氏もクリントン政権で財務長官、オバマ政権では国家経済会議委員長を務めるなど、アメリカでは大学における官民人事交流は盛んであるようです。日本でも財務大臣を務めた塩川正十郎氏が、政界引退後に東洋大学の総長に就任するなどの例がありますが、現職閣僚クラスの人物が大学学長に転じる例はあまり見られないように思います。

キッシンジャーサッチャーなどの有名政治家が総長に就いていたこともある歴史ある大学だけに、総長のポストは重みがあると同時に権威のあるものなのでしょう。
ちなみに上記のプレスリリースにもあるように、ゲーツ氏は2002年から2006年までの4年間、テキサスA&M大学の学長を務めていたこともあるため、大学の要職に就くことが初めてという訳ではありません。
オバマ大統領も「最も優れた公僕」と称える人物は大学経営においても手腕を発揮できるのか、注目したいです。