Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

進む高大連携

high190です。
関西の同志社大学滋賀県の高校と連携することが決まりました。

滋賀学園高校東近江市)と同志社大学社会学部教育文化学科(京都市)は来年度から連携事業を進める。教授らは高校で年に六回、講義を行い、大学でも高校生を指導する。少子化の中、特色を打ち出したい学園側と、学生を確保したい大学側の狙いが合致し、実現した。十八日には連携に向けた調印式が行われた。
滋賀学園は二〇〇四年度から、英語教育について同大の教授に助言を依頼。特色づくりについても相談する中で、高等教育について研究する同学科との連携が決まった。
講義では、大学教授や講師ら六人が交代で滋賀学園を訪問。国による教育の違いや学校図書館の役割など、教育文化学の基礎を教える。同大キャンパスの見学会も予定されている。
一、二年生四百人から希望者を募り、三十人程度を選考。修了者には同大が証書を授与する。授業は、土曜日を中心に行い、学園の単位には認定しない。
滋賀学園の清水忠和校長は「早いうちから大学での勉強を見据え、学習意欲を高めたい」と語り、同大大学院の沖田行司教授は「大学を理解した上で入学してもらい、質の高い生徒を確保したい」と意欲をみせた。
教育委員会によると、県内では、県立や私立高校計三十九校が、京阪神を中心とする大学と連携。学校教育課は「将来を見越した教育の必要性が指摘されており、今後さらに増えていくのでは」としている。

関西では立命館大学が高大連携を積極的に進めています。
今回の連携もそうした流れに乗っての戦略的取り組みですね。