Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

奈良教育大学の食育講座を通じて学生が企画した手作りクッキーが人気

high190です。
奈良教育大学の学生が手作りで作っているクッキーが人気を集めているそうで、学外からも買いに来る人がいるほどの人気ぶりとのこと。


奈良教育大(奈良市高畑町)で、学生手作りの「にんじんクッキー」が人気を集めている。保存料や着色料などが無添加で体にやさしく、学外からも購入に訪れる。
作っているのは、食や健康について学ぶ「なっきょん食育塾」の塾生の教育学部家庭科教育専修の学生ら。昨秋、「子どもたちが苦手なニンジンを安心して食べてほしい」との思いで企画。大学近隣の洋菓子店「にこにこ庵(あん)」に計6回試作品を持ち込んでアドバイスをもらい、完成させた。
米粉や小麦粉、卵、バターなどでつくった生地に細かく切ったニンジンを混ぜ、冷凍庫で1週間寝かせた後に焼き上げる。サクッとした食感にニンジンのほのかな甘みが広がる。
昨年11月の大学祭で約500袋を完売。キャンパス内の生協購買部で昨年12月から不定期で販売を始めた。「子どもたちに手作りのおいしさを知ってほしい」と3年の落合絵未さん(22)。
次の販売は2月1〜3日午後0時10分から購買部前で。1袋(8個入り)100円で、約150袋がなくなり次第終了する。

「なっきょん食育塾」という学内グループに所属する学生たちが作ったクッキーだそうです。子どもたちが苦手なニンジンを食べてもらいやすくするためのアイデアから生まれた商品で、ちゃんと食育の理にかなっていると思います。ちなみに2月で販売は一区切りつくようですが、最後の販売はどれだけの反響があったのか気になるところです。


平成23年春、家庭科教育の学生を中心に「なっきょん食育塾」が開塾しました。「なっきょん食育塾」は、「食」や「健康」に関して知識と経験を積み重ね『考動力』を養うことを目指すグループです。活動を通して、コミュニケーション力や問題発見・解決力、積極性、実践力を身に付けることも目指しています。
「なっきょん食育塾」では、学生の発想・アイディアをもとに、食や健康に関する様々な企画・運営をしていきます。そして、みなさんに食や健康に関する情報をどんどん提供していきます。これらの活動は家庭科教育の先生方をはじめ、多くの先生方や地域の方の強力なバックアップをいただいて進めていきます!

私は学生の発想・アイディアを活用し、地域に根ざしたプロジェクトがとても好きです。学生が学びと実践を通して何かを得られる環境づくりを行う、というところに共感するからだと思いますが。
是非今後も後輩学生にバトンを渡して大学の名物にしてほしいですね。