Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

沖縄科学技術大学院大学のオープンキャンパスに約2,000人が来場

high190です。
平成23年の開学を目指す沖縄科学技術大学院大学で、オープンキャンパスが開催され2,000人が来場したそうです。


2012年開学を目指す沖縄科学技術大学院大学の設立準備を進める沖縄科学技術研究基盤整備機構の「OISTオープンキャンパス2010」が28日、村谷茶の同大学施設を利用して、初めて開かれた。
同機構の研究者の講演会、実験デモンストレーション、研究施設を見学するラボツアーを実施。2000人余が訪れ、最先端の科学を学んだ。丘陵部に整備された面積約213ヘクタールのメーンキャンパスを一般公開。講義室では、進化システム生物学、神経生物学研究、数理生物学、生態・進化学、神経システム行動の若手研究者らが講演した。また、食堂や図書室を利用して、バナナからDNAを抽出する「わくわく科学体験」やスライスしたゴーヤーの構造を実体顕微鏡で見るコーナーを設けた。
「ロボットの〝脳〟をつくる」と題したデモンストレーションでは、内部英治博士(工学)が壁にぶつかったり、充電池を見つけたりする経験を繰り返しながら学習するロボットについて、実物を紹介し、研究内容を説明した。壺屋児童館の発明クラブに通う那覇市立松川小6年の光安数騎君(10)は弟の陽伽梨君(10)、弘君(9)とロボットを手に取り、技術の高さを体験。「人を守ってくれるような大きなロボットを作りたい」と目を輝かせた。OIST広報担当調査役の名取薫さんは「予想の倍以上の人が集まった」と話した。

沖縄科学技術大学院大学の学長にはスタンフォード大学のジョナサン・ドーファン氏の就任が内定しており、2012年の開学に向けた準備が着々と進んでいるようです。

開学前からこうしたイベントを開くことで大学の目指す方向性・ビジョンを示すことはいいことですね。どんな大学かを知ってもらう上でも役に立ちますし、何より地域と大学の関わりを考える際に、大学に人をどんどん招き入れることが大切だと思います。