Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

山形大学とモンテディオ山形が連携協力協定を締結

high190です。
山形大学Jリーグモンテディオ山形が連携協力協定を締結したそうです。
具体的には、選手が授業を聴講可能にしてセカンドキャリアの支援などを行うそうです。


山形大(結城章夫学長)とJ1モンテディオ山形を運営する県スポーツ振興21世紀協会(川越進理事長)が25日、連携協力協定を結んだ。モンテディオ山形の選手が山大の授業を聴講できるようにして“第二の人生”を支援する−といった事業を展開していく。
協定書は(1)連携した授業の実施(2)選手のセカンドキャリア支援(3)選手と大学の交流(4)試合会場などでの学生によるボランティア活動−などを連携協力の内容として盛り込んだ。
(1)は既に実施して3年目。試合観戦やモンテディオのスタッフによる講演、サポーターへの聞き取り調査、選手との交流などを通して、地域の重要な資源であるプロスポーツチームと地域の関係の在り方について考える内容だ。定員30人に対し、2倍の応募がある人気授業だという。
(2)は検討中だが、教員免許取得を目指す選手に対して授業料を免除して教職課程を受講できるようにしたり、外国人選手への日本語指導といったケースが想定されるという。今後、モンテディオ選手のニーズに合わせて調整する。
締結式では結城学長と川越理事長が協定書に署名。結城学長は「連携は学生にとってもわくわくすること。大学の教育、研究が活性化し、地域貢献につながることを期待したい」、川越理事長は「両者の人材育成に役立てればうれしい。選手に対してはセカンドキャリアを見据えて、大学と連携を図っていきたい」と述べた。

山形大学モンテディオ山形の両方からプレスリリースが出ています。


プロサッカー選手のセカンドキャリアというと指導者への道を歩む人が多いと思います。そのためには日本サッカー協会認定の指導ライセンスも必要ですが、教員免許を持っているか否かで就職先の幅が大きく違ってくるでしょう。クラブ側にとっても地域との連携を深めるのに、大学との連携はメリットが大きいはずです。

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