Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

大学コンソーシアム京都の大学職員共同研修プログラム

high190です。
立命館大学龍谷大学同志社大学などが加盟する大学コンソーシアム京都では、大学職員の共同研修プログラムを実施しています。


大学を取り巻く環境が急激に変化している状況において、大学の管理運営のあり方が重要な位置を占めるようになり、大学職員の担う役割は非常に大きなものとなってきています。そのような環境に適応するためにも、職員の能力向上は大学にとって必要不可欠なものとなっています。
そこで、大学コンソーシアム京都では、職員の能力向上や大学業務の効率化・高度化を目的とすると同時に、スケールメリットを活かした各加盟大学等の経費削減を目指した共同事業として、大学職員共同研修プログラムを実施しています。

単独では費用のかかる職員研修も、共同で実施することで経費削減が可能です。
また、共同で実施することで必然的に人的交流も生まれますから、研修後も情報交換できるなどメリットがあります。

2010年度のビジネスマナー研修(基礎編)の概要を下記に抜粋します。

●フレッシャーズに寄せられる期待を明確にする (講義)
*研修のねらいと終了後のゴールイメージの共有。仕事には成果が常に求められる!
*キャリアビジョンの必要性と、期待される職員像を明確にする
ビジネスパーソンとしての基本表現力を磨く (トレーニング&ワーク)
*第一印象の重要性を真に理解する
*意欲が伝わる挨拶法と表情管理の実践のすすめ!
*きびきびした行動・態度の実施ポイントとその習得
(立ち方/お辞儀/座り方/話の聞き方 etc)
*身だしなみチェックと信頼品質を高める印象管理の必要性
*敬語と払拭したい今どきの言葉とは? 学内・学外の言葉の使い分けのポイント
●ビジネス電話応対の基礎を学ぶ (講義トレーニング) *受け方・かけ方の基本習得と不在応対ケーススタディから実践ポイントを理解する
*伝言メモの注意点と報告の重要性を確認する
●これだけは知っておく! 訪問時と来客応対時の常識を学ぶ (講義とトレーニング)
*信頼される訪問のマナーと来客の満足度を高める対処法のポイントを理解する
*現場で必要とされるマナー表現法習得[名刺交換・席次・案内の仕方]
●ビジネス文書の常識を学ぶ (講義と実習) *ビジネス文書についての理解を促進する
*メールでのやり取りの注意点と恥をかかない宛名書きの常識を学ぶ
●効率的な仕事の進め方と学内コミュニケーションの実践のあり方 (講義と実習)
*成果を出すためのマネジメントサイクルを理解する
*指示の受け方のあり方と職場コミュニケーション「報告・連絡・相談」の実施
●まとめと今後

研修は受けただけではダメで、職場に帰って実践してこそ意味があると言われます。
大学職員に特化したものではなく、ビジネスパーソンとして必要なスキルを身につけることは重要だと思います。

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