Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

同郷の大学1年生が故郷への貢献のために協力

high190です。
秋田県出身の東京在住大学生が故郷への貢献を目的に学生団体を設立し、来年の3月にイベントを実施するそうです。


秋田高(秋田市)を卒業した東京の大学1年生10人が古里・秋田への貢献を目的に結成した団体「A―LINE(アライン)」は来年3月、秋田市で高校生らを対象にリーダー像や大学進学について考えるゼミや集会を開催する。三浦航太代表(19)は「上京して得たことや大学で学んだことを、地元の後輩たちに伝えたい」と張り切っている。
アラインは5月、元秋田高生徒会長だった三浦さんが中心となり、同窓生と組織した。秋田県は経済の低迷や高齢化に直面しており、その活性化に若者の力を生かせないか―との考えに賛同した仲間が集まった。
古里を離れた三浦さんは、グローバル化が進む中で、あらためて地元を見直す必要性を認識。9月、秋田、横手の両市内の企業や農協、商工会議所などを訪ね、現地調査を実施した。その結果、新しい挑戦に社会全体で応援する機運に欠けることなどを痛感。自分たちや後輩世代が現状を変えなければ、と立ち上がることにした。
「2010春プロジェクト」と銘打った今回の企画は(1)高校の生徒会を対象にしたリーダー育成ゼミ(2)大学について考える会(3)有識者を招いての人材育成に関するシンポジウム―の三つで、来年3月22〜27日に秋田市拠点センター「アルヴェ」で予定している。
リーダー育成ゼミは、合意形成の大切さを学ぶゲームなどを通じて生徒会メンバーにリーダーとしての自覚を育て、世代を超えたつながりをつくる。大学を考える会では、学問に取り組むことの意味を受験生と一緒に議論し、大学進学のアドバイスもする。
内容を充実させようと、アラインのメンバーが3班に分かれて準備中だ。「来年2月までには、高校に資料を送り、プロジェクトへの参加を呼び掛ける」と三浦さん。「来年度以降は他校出身の大学生に加入してもらい、活動の幅を広げたい」と話している。

私も大学進学のために上京した一人ですが、確かに東京に来て得られたことはたくさんありました。地元に残っていては得られなかったであろう経験を多くできたのは、大学時代のかけがえのない思い出です。
秋田県出身者の学生団体「A-LINE(アライン)」は、秋田高校の卒業生を中心に組織されているようです。フォールドワークを行って、県庁でプロジェクト概要を発表するなど、なかなか行動的な団体です。
「後輩を育てるために」という目標を持って行動するのは素晴らしいことだと思います。ちなみに代表の三浦航太さんは高校時代に生徒会長を務めていたそうで、当時からリーダーシップを発揮していた人なんでしょう。ちゃんと10名がプロジェクトメンバーになっていますし。

学生団体A-LINE

故郷の後輩たちを育てる試み、成功するといいですね。

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