Clear Consideration(大学職員の教育分析)

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地域活性化の鍵は「おばちゃん」にあった!関西学院大学総合政策学部学生の調査結果で判明

high190です。
関西学院大学総合政策学部の学生が地域活性化の調査を行ったところ、地域活性化の鍵は意外なところにあったようです。


関西学院大総合政策学部兵庫県三田市)の学生グループが、兵庫県尼崎市のJR立花駅前再開発ビル「フェスタ立花」内のクレープ店を活用した地域活性化策を計画している。メンバーの一人が、高校時代から通っており、幅広い年代の客が訪れる人気に着目。背景を探るため客200人にアンケートも行い、店でのイベントなども考えているという。学生らは6日、同大学神戸三田キャンパス(三田市)で開かれる「リサーチ・フェア」で発表する。
同学部の中條道雄教授(情報社会)のゼミで「地域振興」をテーマに研究する3年生4人。地域活性化のモデルを探るうち、尼崎市出身の滝村祥吾さん(22)が高校時代から通うビル内のクレープ店「メリールゥ」を題材にと提案した。
メリールゥは長岐みどりさん(61)ら家族4人が経営する店で、1979年に尼崎市富松町にオープン。2店目として10年前、フェスタに出店し、現在では主力店に。帰宅途中の高校生や買い物帰りの主婦らに親しまれている。
アンケートは年齢や性別、来店頻度、店を知った理由などを質問。店に置いた用紙に記入してもらい、10月に200人から回収した。
結果は、10歳代が80人を超えたものの、30歳代が約30人、40歳以上も約20人に上った。また、来店の動機として「おばちゃんに会うと元気になる」「相談に乗ってもらいたいときに行く」など30人を超える人が長岐さんの人柄を挙げた。
滝村さんは「“おばちゃん”の存在が鍵。店を拠点に街を元気にできれば」といい、長岐さんは「店を通じて、地域の人がつながるならお手伝いをしたい」と前向きという。
滝村さんと代表の樋口満里奈さん(21)らは、今後、店を会場にした同窓会やイベントなどを検討していく。

地域振興を目的に学生が調査を行う例はたくさんあると思いますが、地域活性化の鍵は「おばちゃん」だったとは・・・
なるほど、だからうちの大学でも売店のおばちゃんが学生に人気なのか。学生にとって、親と近い年齢で他人であるということからも、安心できる存在なのかも知れません。
人を元気にするとか、悩みを相談したくなるという点で、「おばちゃん」が人と人を繋ぐハブの役割を果たしているのかも知れません。
これは本質を突いているような気がする。

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