Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

社会人向けの勉強カフェが千駄ヶ谷にオープン

high190です。
私はもともと家で勉強するのが苦手で、大学の時も集中して勉強したいときは大学の図書館に籠って本を読んでいました。大学の図書館なら同じ問題意識を持った友人もいますので、ひとりで勉強するよりも能率が高かったように思います。このように勉強も同じ志を持った人が集まれば、ひとりでやるよりもより高い効果を生む可能性があるのです。

千駄ヶ谷で、勉強やディスカッションをしやすいカフェ形式のお店が人気を集めているそうです。


東京メトロ副都心線北参道」駅近くの勉強カフェ「BOOKMARKS TOKYO」(渋谷区千駄ヶ谷3、TEL 03-5770-0033)が人気を集めている。
同店は、ブックマーケット(千駄ヶ谷3)社長の山村宙史さん(29)が「勉強や仕事、読書はもちろん、お酒を飲んだり利用客同士で話をしたりしながら、カフェのような空間で目標に向け一緒に前進できる場所」をコンセプトに昨年11月、オープンした。
山村さんが自身の経験を踏まえて企画した同店。「金融業界で勤めていたころ、会社から資格を取るように言われ勉強スペースを探した。ネットで見つけた有料自習室を使ってみたが、静かにしていなきゃいけない。高校生や受験生ならまだしも、大人が黙って勉強することに疑問を感じた」(山村さん)。
店舗面積は45坪。「勉強したことを他の人とシェアできる空間が欲しかった」(同)という経験から、店内は個室にせず大きく3つのスペースに分け、30席を用意した。利用客は店内を自由に移動することができる。
店内では、会員に無料で提供するインドネシア・トラジャコーヒー(通常400円)をはじめ、「とろとろオニオンスープ」(400円)や「ギネス・エクストラスタウトビール」(600円)、カクテル(各500円)などのアルコール類も用意する。
料金は、平日17時以降と土曜・日曜・祝日の終日利用できるレギュラー会員(月会費=9,450円)のほか、フルタイム会員(同=15,750円)、デイタイム会員(同=12,600円)、ホリデイ会員(同=7,350円)の4プランを用意する、ビジター利用は30分400円。
オープンから半年たった現在、会員数は70人ほどに増えた。「今年の4月・5月で会員数が増えた。会員の方がブログに書いてくれ、それを見た方が来店したり、口コミで広がったりしている」(同)。中心客層は「20代後半から30代前半の、意識して将来のことを考えている人が多い」とも。
営業時間は、平日=9時55分〜22時55分。土曜・日曜・祝日=9時55分〜16時55分。

軽食を取りながら、互いに学習しあうにはカフェ形式が最も適しているかも知れません。リラックスした状態であれば、頭もいつもよりスムーズに働くでしょうし。コミュニケーションハブとしてカフェは活用するのは、なかなか面白い取り組みです。知的交流を促進する、という目的を達成するためには学内にカフェを作ってみるというのも面白いかも知れません。学内からは賛否両論ありそうですが。

(過去記事)大学の准教授がカフェをオープン(2008/07/01)
(過去記事)筑波大学のスターバックスは大学にとってメリットをもたらすか?(2008/03/19)

勉強の仕方も自由なスタイルで考え、実践するということが重要になってきています。また、ひとりでやるよりも共同して作業した方が効率も上がるし、勉強のしやすい環境であればあるほど、人が集まってくるというものです。

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