Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

インターネットメディアの影響力を支えているのは、編集者の地道な努力だった

high190です。

質問ですが、皆さんは普段ニュースをどの媒体でご覧になっていますか?新聞、雑誌、テレビ、インターネットなど様々な媒体があり、それぞれの人がそれぞれのライフスタイルに合わせて情報を収集していらっしゃることと思います。しかしながら、それぞれの報道内容に異なりがあったり、ポイントが違っていたりすることに気づくことはありませんか?ひとつのニュースでも捉え方によって異なった印象を人に与えます。
つまり何が言いたいのかというと、ニュースを発信するメディアの力というものはそれだけ大きいということです。世論を形成するのは、物事の真実ではなくメディアの力であると言っても過言ではないと思います。

今日は、日本のインターネット・メディアで最も大きな力を持つヤフーニュースについて考えてみたいと思います。

(上記記事より一部抜粋)

見出しの文字数は全角相当で13文字までと決まっている。人間工学の観点から、人間がひと目で認識できる文字数の限界とされている。クリックしなくても記事の概要が分かるような見出しを考えるのが、編集部員の腕の見せどころだ。

人に情報の意図を正確かつ分かりやすく伝えるために、ヤフーニュースの編集者は日々奮闘しているんですね。
私はYahooユーザーではありませんが、人づてに聞いた情報源を探っていくとヤフーからということはよくあります。

男性部員(32)がスポーツニュースサイトで「韓国がメキシコ撃破 日本の次戦は韓国と対戦」というニュースを見つけた。「こんな結果が速報であがってますよ」と口頭で同僚へ話しかけ、このページのアドレスをメッセンジャーにはりつけた。


男性部員が最初に考えた見出しは「WBC 日本は韓国と3度対戦へ」というものだった。それを見た同僚は「これから、あと3回?」とメッセンジャーで返した。男性部員は「今回が3度目です、わかりにくい?」と意見を求めた。


同僚は「あまり詳しくないひと、次から初めてみるひとには、ちょっとわかりにくいかも」と意見。そこで男性部員は「『目』をいれます」と書き込み、次の見出しへ変えた。


「WBC日本、韓国と3度目対戦へ」


同僚が返した。「はい。クリアとおもいます」

こういうやり取りが日々繰り返されて分かりやすいニュース配信に繋がっています。こうした細かいニュアンスを正確に伝えるには、コンピュータによる自動配信ではなく、人間の目が必要ということです。無数に配信されるニュースにもこうした人たちの努力が詰まっているのですね。
分かりやすく情報を伝えるということは、簡単なようでとても手間のかかることです。ブログの運営でもそう。ひとつの記事を書くにも色々情報を収集して、自分なりの意見を書いて発信するだけでも意外と手間がかかります。でも、その手間を惜しんでしまうと自分のところには情報が集まらなくなるし、発信力も落ちてしまう。「いかに分かりやすく伝えるか?」ということは、とても大変な手間がかかるが、その努力はアクセス数に形を変えるということをこのことは教えてくれているのではないでしょうか。

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