Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

ウォーターフロントの文教地区は今後のトレンドになるか

high190です。
東京都の江東区有明地区に大学がいくつもできるという報道がありました。


東京都江東区有明に4月、新設の「東京有明医療大学」と「有明教育芸術短期大学」が開校する。両大学とも地域とのつながりを意識したキャンパスづくりや運営を強調している。約3年後には武蔵野大学西東京市)の一部も近くに移転することが決まっており、ウオーターフロントの文教地区への区のまなざしは熱い。
開校する2大学は臨海副都心有明北地区に建つ。最寄りの駅は「有明テニスの森」(ゆりかもめ)と「東雲」(東京臨海高速鉄道)。かえつ有明中・高校が既にあり、区立有明小・中学校(仮称)も11年4月に開校する予定。
東京有明医療大は、鍼灸(しんきゅう)理療専門学校などを経営する学校法人花田学園(渋谷区)が昨年10月に文部科学省から設置の認可を受けた。
全国でも珍しい鍼灸学科と柔道整復学科からなる保健医療学部と、看護学部看護学科)の2学部3学科を設け、スポーツ分野の受験資格も取れるようにカリキュラムを編成する。敷地内に鍼灸院や接骨院を開設したり、カフェテリアを住民に開放したりして、「地域とのつながりを大事にしたい」(事務局)としている。
有明教育芸術短期大は、日本音楽学校を経営する三浦学園(品川区)が開く。三味線からピアノまで学べる芸術教養学科と子ども教育学科が設けられる。有明は開発に伴う人口増が見込まれる地域で、幼児教育へのニーズも高まるとみて、地域の保育園との連携や子育て支援に貢献したいとしている。

元々は東京都の臨海副都心開発の構想の中で、私立学校を誘致しようという計画があったんでしょうね。
少子化の時代に、公立の小中学校ができるということからも、人口増加に伴って学校の誘致が進んでいます。学校の移転等を考えるときに外せないのは、行政がどのような都市計画を立てているか?ということ。マスタープランの中で教育がどう位置付けられているかを調べると、教育関係者のみならず面白い発見がありますよ。

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