Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

鹿児島大学と鹿児島銀行が農業経営システムを開発

high190です。
鹿児島大学鹿児島銀行が共同で農業経営システムを開発したそうです。
農業にもIT化の波が来ているようですね。


鹿児島銀行鹿児島大学は28日、大規模農家などの経営支援を目的として作物の栽培や販売のデータ、資金計画などを一括して管理するためのシステムを共同開発すると発表した。天候など自然要因に左右され、生産者個人の勘に頼りがちな農業の現場にビジネスで使われる管理手法を取り入れ、農業者の収益性を高め、地域経済の活性化を目指す。
年内にも鹿児島県や九州農政局も交えた協議会を設置したい考え。平成21年末までにシステムを完成させ、鹿児島銀の融資先の農業生産法人や大規模農家に販売する。開発費用は数億円程度の見込み。
鹿児島県は全国2位の“農業王国”。今回のシステム開発は、鹿児島銀にとっては新たな融資先の開拓にもつながる。鹿児島大にとっても、病害虫や土壌などに関する研究成果を農業の現場に反映させることができるメリットがある。

生産管理をIT化することで天候等に対しても対処がしやすくなりますし、経営をある程度安定化させられるのもIT化することのメリットだと思います。

開発費用は数億円程度とのことですが、納期が遅れたり費用がかさんだりすることが多いのがシステム開発。両者のプレスリリースには「開発を誰がやるのか?」が明記されていませんが、恐らくシステム開発業者に委託することになると思われます。たぶん、大学にも銀行にもプロジェクトマネジメントの実務家はいないでしょうから、個人的には開発がスムーズに行くかどうかが一番気になったりします。

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