Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

大学設置基準の厳格化がほぼ固まった模様

high190です。
文部科学省が大学設置基準を厳格化する方針を固めたようです。


文部科学省中央教育審議会大学分科会は、大学の乱立で教育の質の低下が指摘されていることを受け、大学設置基準を厳格化する方向で検討に入った。非常勤の教員が増えすぎないよう、教員が最低限キャンパスで勤務すべき日数を設定することや、通信制大学の教育内容のチェック強化などが議論のテーマになる見通し。
大学設置基準は大学や学部を新設する際に必要な設備や教員、カリキュラムなどについて定めた規定。規制緩和の流れの中で1990年代以降、順次緩められてきたが「認可されやすくなったと思うのか、責任感を欠いた準備不足の申請が増えた」(申請を審査する大学設置・学校法人審議会)との声が出ている。

  1. 教員の最低限勤務日数の設定
  2. 通信制大学の教育内容のチェック強化

などなど、大学の方針に関わる重大な基準が目白押しなのが大学設置基準。
それが変わるんですから、また大学の担当者が困ることになるんだろうなー、、、
規制緩和してまた元に戻すんなら、規制緩和は失敗だったと文部科学省的に認めたということなんでしょうか?

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