Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

早稲田の苦学生向け奨学金制度

high190です。
ここ数年の傾向として経済的な支援を必要とする学生が増えているようで、本学でも日本学生支援機構奨学金を申請する学生が何割かの割合で増えているそうです。

但し、学生支援機構の奨学金は貸与型なのでいずれ返さないといけないですので、学生側にとっては給付型の奨学金を多く持っている大学は魅力的であるといえます。


早稲田大学(白井克彦総長)は2008年11月6日、入学試験出願前に支給を決める新しい奨学金制度を2009年度から導入すると発表した。11月10日受付開始。対象は学業成績が優秀な、首都圏(東京、埼玉、千葉、神奈川)以外の国内の高等学校出身者。これによって早い時期から勉学に集中できるという。
名称は「めざせ!都の西北奨学金(入試前予約採用奨学金)制度」。出願前に奨学金を申し込んでもらい、審査で相当と認定した場合、奨学金採用候補者として、奨学金の支給を約束する。合格・入学した学生全員が奨学金採用者となる。
支給額は年額40万円で、大学卒業時まで4年間継続する。初年度は全国で500人程度を採用候補者として、2年目以降はできるだけ早く1000人規模に拡大する予定。
出願資格として、高校在学中の評定平均値が3.5以上、家計支持者の給与収入が600万円未満、事業所得の場合は250万円未満などの条件がある。

入学前に給付が決定するというのは画期的じゃないかと思いますが、他の大学でこうした奨学金は今までなかったでしょうしね。

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