Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

東大工学部+デザイン

high190です。
東京大学工学部が高校生参加型の「工学体験ラボ」を開催するそうです。


東京大学工学部は、10月18日(土)に13時から「第5回工学体験ラボ(Tlab)」を開催する。テーマは「工学とデザインのコラボレーション」。高校生グループデザインコンテストという形態を取り、定員は20名。参加費無料。
これは、同学部・染谷隆夫准教授の「伸縮性集積回路」という研究結果を題材にし、高校生らが生活用品をデザインすることがテーマとなっている。「伸縮性集積回路」とは、「伸び縮みする有機トランジスタ」ということのようだ。
同研究はサイエンス業界の2大巨頭誌である「Science」と「Nature」両方に掲載された研究成果であり、世界的な発表と言えよう。今後のサイエンス界にとって重要な技術を身近で触れ、体験できる貴重な機会が提供されそうだ。

工学とデザインの融合、先日工業系の大学が新しい観点から学生募集の戦略を打ち出していることをお知らせしましたが、東大工学部はデザインとのコラボレーションという形で研究成果をアピールしているんですね。コンテスト形式だそうで、どんな方法を使ってアピールしてもいいそうです。ただ、意外とどんな方法でもOKというのが難しかったりします。こうしたところでその人のクリエイティビティが如実に出てしまいますしね。高校生にとっては先進の研究に触れるだけではない貴重な経験になりそうですね。

さて、東大工学部といえば、はてなダイアリーに公式ブログを持っていることでも有名?です。

東大工学部特任教員の内田麻理香さんが書いているブログで、大学業界では有名なブログのひとつです。うちの大学は日本私立大学協会に加盟しているんですが、そこで出している「教育学術新聞」にもこの間出ていたはず。

ブログのプロフィールページを拝見しましたが、この方も東大工学部の出身なんですね。一度外部で働いて母校に帰ってきて広報を担当する、内部と外部の両方を知っている訳ですからバランスが良さそうですね。広報担当者にはそうした視点ってとても大切なんじゃないかと思います。

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