Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

学園祭を盛り上げるためには学生教職員の連携が大切

high190です。
そろそろ学園祭シーズンです。日本全国の大学で学園祭実行委員達が講義・サークル活動・バイトなどの時間を削って運営・企画に奔走していることだと思います。特に集客するための企画作りは非常に重要です。
広島大学では、学園祭の集客力を向上させるために教職員が連携することにしたそうです。まさしく全学的に学園祭に取り組むということ。そういった意味では、教職員もバックグラウンドでできることがたくさんありそうですね。


広島大の学生や教職員が、11月1―3日に東広島市の本部キャンパスである大学祭を一体となって盛り上げようと、知恵を絞っている。これまで実行委員会と各学部の連携が不十分で来場者が混乱することもあった反省から、会場誘導などで改善を図る。4日夕、初めての連携会議を開いた。
大学祭は大学の活気や魅力を学内外にPRする一大フェスティバル。実行委に加え、各学部も各種イベントを開いている。それぞれが独自に行動するため逆に魅力が分散し、集客力の低下を招いていた。
課題の洗い直しや解決策を探る初会議には、学生や教職員ら約20人が出席。学生が「キャンパス内の地理が分かりづらい。各学部などが発行する地図が逆に混乱を招いている」と報告。学内スタンプラリーで各会場に誘導し、目印のアドバルーンを掲げるなどの提案をした。

指揮系統を明確にするということはイベント運営の鉄則だと思います。即時性のある対応が求められる場面では、誰がどのように決断してそのフィードバックが末端までいかに早く伝わるかが重要です。イベントを運営しているのは学生でも施設管理をしているのは大学な訳で、両者の間でうまく連携を取れるような体制を組んでおけばスムーズに運営ができる訳ですよね。
大学側から見ても学生の意見を聞ける貴重な機会ですし、両者が継続的に緊密な関係を築くためにも、とてもいい取り組みです。

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