Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

末は「博士」か「職員」?変わる東大・阪大生のキャリア志向

high190です。
東大・阪大といった国立大学の学生が母校の大学職員になるケースが増えているそうです。

景気減速の影響で新卒者の就職悪化が懸念されるなか、就職先として「大学」の人気が高まっている。特に長年にわたって官界、産業界に“エリート”を輩出してきた東京大学大阪大学などで母校事務職員を希望する傾向が強く、東大では職員採用の独自試験を導入以降の3年間で計27人が、3月に赤門を巣立ち、翌4月に再び赤門を就職先としてくぐった。法人化後の大学を、安定志向とチャレンジ精神の両方を満たす職場と学生がとらえているようで、母校人気は他大学にも広がる可能性もある。

独立行政法人化したことで、チェレンジングな仕事ができるようになったことが大きな要因でしょうね。それでいて、東大・阪大などの大学はまずなくなることのない安定した職場でもあります。挑戦と安定のバランスが民間企業よりも取れていることも大きなポイントだと思います。こうした傾向は国立大学だけに見られるものなのでしょうか。私立大学の場合がどうなのか、そういった調査もあると非常に参考になるんですけどね。

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