Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

小学生、一日関西学院大生になる。

high190です。
自分が小学生ぐらいの頃、「大学」というもののイメージは受験戦争が最も激しかった時期でしたから受験と大学が一体になっていたように思います。大学=受験という感じでした。
時は流れて、いまや大学全入の時代。現代の小学生はどういったイメージを大学に抱いているのでしょうか?

関西学院大学で小学生が一日体験入学をしたそうですが、「楽しそう」なイメージだったそうで。大学側も色々苦心して準備したんでしょうが、小学生にとっても貴重な経験になったことでしょうね。

関西学院大学神戸三田キャンパス(三田市学園)で九日、小学生が一日体験入学をする催しがあった。同大学が地域との交流を進めようと、初めて開催。市内外から三十人が参加し、教授による講義で大学生気分を味わった。
夏休みの特別企画として、小学五、六年生を対象に実施した。
保護者らが見守る中、子どもたちは図工、理科、算数の講義を受けた。図工では平面図を折って学内の建物を作り上げ、理科ではジェットコースターの映像を見ながら3D(三次元)の仕組みを学んだ。算数では、五つの正方形を使って自由に図形を考案した。講義後は、一人一人に修了書が手渡された。
同級生と参加した三木市吉川町の佐々木実夏さん(12)は「大学は勉強ばかりしているイメージだったけど、学内でダンスをしてる人もいて楽しそうだった。あこがれます」と笑顔だった。

大学のいいところは勉強だけじゃないところ。
もちろん、勉強は大切なんですがスポーツやサークル活動を通した友人との交流など、大学には面白い部分もたくさんあります。

大学側の戦略としては小学生ぐらいから大学を知ってもらうための取り組みを行うことで、将来の志望校選びに影響を与える可能性が少なからずあるかも知れません。
そのためには、やはり在学生と交流できる場を設けることがよいと思います。学問でもスポーツでもいい、各大学の特色に合わせて企画することがいいのではないでしょうか。

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