Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

早稲田大学とSAPが会計実務の寄附講座を設置

high190です。
早稲田大学会計研究科とSAPが会計実務の寄附講座を設置しました。ERP分野での実務家を養成することが目的だそうです。

アビーム コンサルティングは7月17日、早稲田大学と共同で、同大学大学院会計研究科にSAPジャパンの基幹業務システム(ERP)と会計実務をテーマとする寄附講座を設置したことを発表した。

(中略)

同社では講座を設置する背景として、2008年度より上場企業の内部統制報告が義務付けられるなか、会計分野でERPを始めとするITシステムに精通した実務家の育成とスキル向上が急務であることを指摘。SAPジャパンとのERP分野における共同事業の一環として、実務に即した演習を中心に構成した講座を通じて、実務家の育成を目指すとしている。

SAPのERPは結構多くの会社で使われているみたいですが、そういった環境でのみ学べるスキルというものがあります。そういった資本投下は大学ではなかなか難しいですから、寄附講座の設置によってERPに直接触れられる機会を作るというのは重要なんですよね。「SAPのERPシステムを使えます」というスキルは就職活動時にも大きなアピールポイントになります。

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