Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

タダコピ、ルーズフリー、エコフル・・・今度はサークル勧誘チラシを無料に

high190です。
タダコピ、ルーズフリーにエコフルと最近では大学生向けの無料サービスが一気に広まってきている感があります。今度は大学のサークルを対象にした勧誘用の無料チラシ作成サービスが始まるようです。

大学生向けの広告企画を手がけるユーキャンパス(港区西麻布3)は2月6日、大学サークルの勧誘チラシを広告媒体に活用する広告メニューの提供を正式に開始した。
同サービスは、大学のサークルが配布する勧誘用チラシの裏面を広告枠として提供するもの。裏面を広告枠とすることで、サークルは無料で勧誘用チラシを作成することが出来る。2006年の春から試験的に提供しており、今年から正式なサービスとして展開する。同社が運営するサークルポータルサイト「イータマ!」上でサークルからの申込を受け付けており、現在までで200を超える団体から申し込みがあるという。
チラシの表面は同サイトでイラストレーター用のひな形(A4サイズ)を提供しており、学生自身が写真や掲載する文言などを変えて、サイト上で申し込む。印刷費用は広告主が負担する。広告申込は最小ロット数1万枚からで、3月上旬まで受け付ける。配布時期は入学式後の4月上旬〜中旬で、配布エリアは東京・千葉・神奈川・埼玉と一部地方の大学。配布予定数は40万枚を予定している。
サービスの特徴について同社では「大学構内で配布することで、駅前などでの配布に比べてロスが少なく、(広告出稿を通じて学生のサークル活動を支援することで)就職を控えた学生へのブランドイメージの向上にも結びつく」としており、今年度で約2,000万円の売上を見込んでいる。
同社は2001年3月設立。大学生に特化した広告事業を手がけており、全国46,800のサークルに関する情報を保有する。サービス開発の背景について同社の渡部陽代表取締役社長は「他社の事例で、クレジットカードへの加入を条件としたチラシ制作無料サービスが従来からあったが、学生から『もっと良いサービスはないだろうか』と相談を受けたことがきっかけ。過去2回実施してきたが、学生からは非常に好評だったため、本格的に事業展開することになった」と話しており、サークルによるリピート率は約9割に上るという。

新入生の勧誘に当たっては、人の数もさることながら印刷物のインパクトが大きなポイントになります。少しでも興味を持ってもらえるようなチラシを作成することに頭を使う・・・よりもプロが作成したものを効率的に使う方が、学生にとっては手間が減りますので飛びつきたくなる理由もよく分かります。ただ、私には学生が自分でチラシを作って、サークルの勧誘を行うという作業を行ってもらいたい気持ちもあります。そういったことが、サークル活動の思い出になることもありますし。そういった観点から考えると、一概に学生向けの無料サービスがよい点ばかりではないような気もします。

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