Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

大学事務の仕事を2.0的にする試み

high190です。
いきなりですが、組織内の情報共有のためにblog・SNSWikiを活用している大学ってありますか?企業向けのグループウェアを大学用にカスタマイズして使う、というところが多いのではないかと思います。そうしたやり方もいいと思いますが、導入当初は最新でもシステムが陳腐化してしまうと、業務面でのボトルネックになってしまうのではないかと。

大学事務の仕事も2.0的に進化していく必要があるのではないでしょうか。

(上記記事より一部抜粋)

今後、イントラネットに期待されることは大きく分けて2つあることがわかる。1つは企業内スタートページ(よく使う機能や必要な機能を1つにまとめて利用できるスタートページ)により、業務の効率化を図りたいということ。もう1つは、社員間でのナレッジ共有、交換、活用や経営層との双方向コミュニケーション。
イントラネットを利用し積極的に業務をしたいと考える社員に対して、どのように企業が応えていくか目が離せない。「進化する企業は充実したイントラネットを持っている」といわれる日が、すぐそこまで来ているのかもしれない。

エンタープライズ2.0に期待されていることは、仕事のやり方を変える事で組織に変革を促そうというものです。しかし、大学という組織は変革を嫌う傾向にあるようですから、実施にあたっては学長の強いリーダーシップが必要になります。*1職員側からいかに提案していくかですが、試行運用的に各部署で立ち上げてしまうというのも手ですかね。ただ、全学的な導入に持っていくためには「あそこの部署は高いパフォーマンスを上げている」という実績が必要ですので、設計段階から導入の効果測定をしっかりしておく必要がありそうです。