Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

ニフティが慶應SFCに寄附講座を設置

high190です。
大学の寄附講座設置ももはや珍しいことではなくなった感があります。

主要12大学、昨年度の寄付講座3割増(2007/05/02)

慶應義塾大学総合政策学部では、ニフティ株式会社の寄附講座「革新的ネットサービスの構築」を開講します。

ニフティは、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)で行われる平成19年度秋学期講義に、寄付講座「革新的ネットサービスの構築」を10月1日から開講することを発表した。寄附講座を行うのは、同社初の試み。
この講座は、講義だけでなく、実際にネットサービスの企画から運用までを行う実践的な内容となっており、受講者はネットサービスを構築するための前提知識の習得や現状を学んだ後、サービス開発に必要なプログラミング技術や運用の知識を習得し、ニフティのインターネットサービス「@nifty」と連携した、実践的なインターネットサービス構築を行う。
教員として、慶應義塾大学から環境情報学部の中村修教授と同大学院 政策・メディア研究科の羽田久一講師が参加し、ニフティからも、ネットサービスの企画や運用など、業務に携わる実務担当者が参加する。全13回の講義を受講できるのはSFCの学生のみで、定員は最大20名ほどを予定している。
受講者の評価は、サービス自体の斬新さや収益モデルの妥当性、定められた納期での完成度などで行われ、総合的評価が高いサービスは、ニフティインターンシップの活用などによって品質を高め「@niftyラボ」での公開を予定している。

なお、プレスリリースには受講生の評価基準についても記載されています。

受講者の評価は、サービス自体の斬新さや収益モデルの妥当性、定められた納期での完成度などで行なわれます。そして総合的評価が高いサービスは、当社のインターンシップの活用などにより品質を高め「@niftyラボ」での公開を予定しています。

きちんとゴール設定をして達成度を測る。こういった経験は学生時代にはなかなか得にくいものです。ちなみにここで生まれたサービスって、ニフティのものになるってことなんでしょうか?その辺の権利関係はちゃんと契約書でも取り交わすんですかね?