Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

学生が作るビーチハウス

high190です。
毎日暑い日が続きますね。体調には留意したいものです。
さて、東海大学建築学科の学生がプロの協力を得てビーチハウスを平塚海岸に作成したそうです。

砂浜から続く緩い勾配で屋根に上がれる、いっぷう変わった仮設建築物が神奈川県の平塚海岸にお目見えした。東海大学の学生がプロの協力を得ながら設計と施工を手がけた1カ月間限定のビーチハウスだ。
同大学はチャレンジセンターという組織を設置し、学生のマネジメント力やリーダーシップを育成している。このプロジェクトに参加する工学部建築学科の4年生12人が、市の地域資産である海と砂浜を題材に、活動を始めた。
学生たちは座学だけでは習得できない実務を体験した。例えば、設計に当たっては、砂浜を借りたり、景観に関する事前相談を行ったり、何度か市役所に足を運ぶ必要があった。この際に、12人を指導する杉本洋文教授が代表を務める計画・環境建築(東京・千代田)が、学生たちに同行するなどの支援を行った。書類の提出を担当した4年生の岩井徹郎氏は、「全部でA4用紙48枚分の書類を作成した。学生のうちに正式な申請書類を提出することになるとは思わなかったので緊張したが、よい経験だった」と話す。
施工に当たっては、地元の加賀妻工務店に協力を仰いだ。「かくし釘やはさみ梁の施工、格子のピッチをどのくらいにするかといったことは、職人の話を聞き、学生が自分たちで手を動かしてみて理解した」(杉本教授)。
8月31日までの設営期間、学生たちは交代でビーチハウスを管理する。また、ビーチハウス周辺で行われる歴史遺産探索やミニコンサートなどイベントの企画も手がける。杉本教授は「ビーチハウスを通じて学生が地域との交流を深めてほしい」と話している。

今は海水浴客がたくさん居るでしょうから、多くの人の注目を集められるでしょう。
地域との交流もプロジェクトの目的になっているようですので、関わった学生たちは今年の夏、大忙しといったところでしょうか。