Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

ある大学教員のつぶやき

high190です。
昨日、ネットサーフしていたら非常に興味深い記事を見つけました。

この記事は、おそらく大学で教員をしている方が書かれているのですが、非常に興味深い内容でした。

ご家庭で指導すべきことでしょうと幼稚園に見放され、これくらいは幼稚園でしつけてほしいよと小学校で見放され、小学生じゃあるまいしと中学校で見放され、もう義務教育じゃないんだよと高校で見放され、いい大人じゃないかと大学で見放される。

上記コメントは、一応教育に携わるものとしては非常に耳の痛い話です。私も大学で仕事をしていて、各発達度ごとの学校がそれぞれに限界を感じ、責任をそれぞれに転嫁していると感じることが良くあります。(高校までの教育が悪い、家庭での教育がなっていない、など)
確かに社会状況が変化したことで、日本の教育が難しい局面に入っていることは間違いないと思います。しかし、そうした状況を打破するためには個々の意識を高く持ち、社会に有益な人材を送り出すという視点が必要になるのではないかと思います。
そうした意味では、「ペンもノートも持ってこない学生」に対して、その状況を放置するのではなく、積極的に関わり合いを持っていくことで意識改善をしてもらうということは非常に意味のあることではないでしょうか。