Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

広がる大学でのWebメールサービス活用

high190です。
私は今年の大学関連の大きなニュースのひとつに日本大学Google Appsの導入を決定したことがあるかなと思っています。

[過去記事]
米グーグル、日本大学に情報共有ソフト(2007/04/03)

やはりこういった取り組みはどこかが先鞭を付けて、それに他者が追従するというのが一般的であると思います。
(経営戦略論でいうところの、P.コトラーの競争地位別の戦略ってやつですね)

日本大学の取り組みを受けてか、同様のサービスを活用する大学が出てきました。

マイクロソフトは7月9日、同社の教育機関向けトータルICTソリューション「エデュステーション」のひとつである教育機関向けウェブサービスWindows Live@edu」が日本体育大学日本体育大学女子短期大学部杏林大学に採用され、2007年秋から導入を開始すると発表した。
学校独自のドメインWindows Live各種サービスが無償で利用できるWindows Live@eduは、すでに欧米を中心に、現在15ヵ国200校以上で採用され、約400万人の学生が活用している。同サービスは、メールシステム管理をアウトソーシングすることで学校側の負荷を軽減しながら、重要な個人情報は学内で管理することができるのが特長。また、学校、在学生、卒業生、教職員など向けに、無償でウェブサービスを提供し、PCだけでなく、携帯電話からもネット環境を通じて、国内外を問わずコミュニケーションすることが可能だ。
今回、導入されるのは、日本体育大学、および日本体育大学女子短期大学部全体と、杏林大学の医学部、保健学部、総合政策学部、および外国語学部。マイクロソフトでは、パートナー企業との連携を強め、今後1年間で50校の採用を目指すという。

日体大、杏林大で採用されたのはマイクロソフトのサービスです。
このような先進事例があることで、大学間におけるGoogle vs Microsoftの構図がより鮮明になっていくと思います。


[Reference Information]