Clear Consideration(大学職員の教育分析)

大学職員が大学教育、高等教育政策について自身の視点で分析します

長崎県公立大学法人、学生の就職支援を目的に東京駐在職員を新設

high190です。
東京駅前・サピアタワーへの大学サテライトキャンパス入居が話題になっていますが、それに追随するようにこんなニュースがありました。

県立大(佐世保市)と県立長崎シーボルト大(西彼長与町)を運営する県公立大学法人(木村道夫理事長)はこのほど、学生の首都圏での就職活動などをサポートする「東京駐在職員」を新たに県東京事務所内に置いた。
県立大の前身の長崎国際経済大の卒業生で、同大学の同窓会「鵬友会」関東支部の役員を長く務めている元会社員の小室宏さんが設置を提案。二年間の任期で法人の「特任職員」として活動することになった。
すでに他大学の東京事務所などの活動状況の調査や、本県関係企業への訪問などをスタートさせている。
小室さんは「まず、駐在職員の存在を広く知ってもらうことから始めたい。就職活動の支援のほか、産学連携の可能性を探ったり、首都圏の高校に受験・進学を働き掛けたりなどの活動を通じて、大学の活性化のお手伝いができれば」と話している。

地方の大学はますます東京を重視するようになってきています。
まさに大学間競争も「トランスリージョナル(地域を越える)」な時代に入ってきていることを実感するニュースです。